●韓国取引所
韓国証券先物取引所法に基づいて、2005年1月に、韓国証券取引所(KSE)、コスダック(KOSDAQ)、韓国先物取引所が統合され、韓国取引所(KRX)が設立されました。韓国唯一の証券取引所です。
韓国取引所における株式の取り扱いとしては、主に二つ。韓国を代表する企業を中心にしたKOSPIと成長型の新興企業を中心としたKOSDAQの市場があります。
2013年には中小企業専用の株式市場としてコネックス(KONEX)が開設されました。
その他ETFやREIT、株価指数を始めとした各種先物、債券なども取り扱っています。
●KOSDAQ銘柄
アメリカのナスダック(NASDAQ)にならって作られた市場ということもあり、中小企業やベンチャー企業の銘柄が多いです。日本でいうと、マザーズ市場ですね。
2008年には日本の企業としては初めて、情報セキュリティ・環境サービス事業を手がける株式会社ティーズフューチャーがKOSDAQへの上場を承認されましたが、リーマンショックによる証券市場の悪化を受けて、上場を撤回したようです。
その後、オンライン広告やモバイルコンテンツサービス事業を手がけるIT企業の株式会社ネプロアイティが主幹事証券会社のサムスン証券からの上場撤回アドバイスを受けていたにもかかわらず、IPOを実施。韓国株式市場に上場した初めての日本企業となりました。結果は公募価格4,500ウォンに対して、9,000ウォンの初値がつき成功。しかし、2011年に会計上の不正出金事件が発覚し、上場廃止となってしまいました。
余談ですが、当時、このネプロアイティの持分法適用関連会社であったネプロジャパンが現在のエヌジェイホールディングス<9421>です。2016年の「スターオーシャン」相場には良い思い出があります(笑)
●上場企業数
2018年9月現在の取引銘柄数は、KOSPI:875社、KOSDAQ:1,227社、KONEXが90社、合計2,192社となっています。日本と比較してみますと、東証一部:2,109社、東証二部:510社、マザーズ:260社、JASDAQ:729社となっています。
●取引時間
午前9時(9:00)から午後3時半(15:30)まで
※韓国は日本と時差がないので、日本時間と同じです。
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