韓国アイドルを語る上で欠かすことのできない存在“ファンダム”
今回の「防弾少年団×秋元康」騒動もこのファンダムの存在がどれ程の影響力を持っているのか、あらためて示しました。
以下、韓国ハンギョレ記事の翻訳です。
これは市民団体の声ではない。アイドルグループ防弾少年団(BTS)のファンクラブ“ARMY”が所属事務所Big Hitエンターテインメントを相手にファンカフェにあげた文章だ。
去る13日、<ビルボード ジャパン>が日本のプロデューサー秋元康が11月発売される防弾少年団のシングル タイトル曲「Bird」の作詞に参加したと報道したのち、ファンたちは「協業は失敗に終わらなければならない」と公式に反感を表わしたのだ。
ファンクラブは「韓国が植民地期に日本から受けた被害は絶対忘れることはできない。戦争美化は世界的にも多くの非難を受けている。曲が発売されるならば大衆が防弾少年団を右翼または、親日指向を持ったアーティストとして認識する可能性が大きい」と公開したのだ。
防弾少年団のイメージが悪くなることを憂慮した声だが、韓国の歴史を忘れることは止めようという意味が込められた行動という点で少なくない関心を集めている。これらは秋元康がプロデュースした日本のアイドルグループAKB48の楽曲のうちに女性蔑視な歌詞が多いという点も理由に上がっている。結局、Big Hitは議論になってから四日経った去る17日、秋元康が作詞した「Bird」を日本の新曲から除外すると明らかにした。Big Hitは「制作上の理由」としたが、ARMYの声に答えたのだ。
ARMYの行動は変わったファン文化を見せる代表的な事例として目を引く。いくら応援するスターだとしても彼らの選択を盲目的に支持しないという意味だ。防弾少年団の20代のあるファンは“公に議論されることとなれば防弾少年団が打撃を受けることにもなるが、世界的に注目される防弾少年団が右翼作詞家と協業するのは韓国はもちろん、メンバーとってにも良いことではないだろう」と話した。
古くはチョ・ヨンピル、1990年代のソテジワアイドゥル、HOT、ジェクスキスなど第1世代アイドルが登場して以後“ファンダム文化”を形成し、2000年代では東方神起など第2世代アイドルが登場してはスターの成功を体系的に支援する“サポーター”の意味に発展した。今は更にもう一歩踏み出してスターと所属会社を監視して、合理的に批評して正しい道に引き渡す役割までしているということだろうか。
原文:
ファンダムについて、とても興味深い論考なので、続きも追って翻訳したいと思います。
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